本日の会議に付した案件 理事の補欠選任 政府参考人出頭要求に関する件 裁判所の司法行政、法務行政及び検察行政、国内治安、人権擁護に関する件
≪外国人労働者・子どもの人権問題≫
■この日は、実際に相談を受けた外国人労働者の社会保険加入問題と最悪の人権侵害でもある児童への性的虐待について質問。
■神奈川県相模原市所在の中小建設会社で働くタンザニア出身の労働者(ンダイキヤ………さん)が社会保険に加入する際に、「ン」で始まる名前では加入台帳をつくれないので氏名の順番を変えるしかない、同様のケースは初めてではなく前例もあると言われた…在留カードは当然、運転免許も記載は本人名。同じ厚労省所管でも雇用保険の被保険者名は何の問題もなく当人氏名で受け付けられている。当人含め理不尽でならない。それ以上に、現在、健康保険証が交付されず本人と家族は困っているという相談でした。
法務委員会に厚労省を呼び、氏名順変更強要の理不尽と外国籍労働者に不利益が生じないよう即座の行政対応を求めました。(5/20水曜日に質問したところ、翌々日の5/21金曜日には厚労省側から申請の受理・保険証発行の連絡があり、翌週に保険証がご本人の手に渡りました。多少はお役にたてたとの気持ちとともにやればできることをやっていないお役所体質に怒りもまた…。)
■児童虐待の背景には親の貧困、生活(将来)不安定・社会的孤立。子どもの貧困対策は子育て世代の貧困対策。社会的なサポート支援体制強化必要言うまでもない。この日は最悪の児童虐待の一類型でもある性的虐待特に児童ポルノ等中心に若干の質問を行いました。先の国会で議員立法で改正強化された児童ポルノ法の運用状況、さらにはJKビジネスからさらに「ジュニアアイドル」などと称し低年齢化する性的商品化、巧妙化についての対応などとともに、児童虐待の絶対的保護義務違反、行為の一方的加害性・作為性・悪質性・持続性等を正しく評価するためには、自動車事故の場合の業務上過失と危険運転と同様のロジックで児童虐待致傷罪・児童虐待致死罪の新設重罰化も検討の余地があるのではないかと上川大臣の認識を問いました。
■外国人労働者・子どもの人権問題についてはさらに引続きの論議を進めていきます。