政府参考人出頭要求に関する件 刑事訴訟法等の一部を改正する法律案(内閣提出第四二号)
≪刑事訴訟法改正案①≫
■現厚労事務次官の村木厚子さん事件や志布志事件では警察・検察による密室・長期取調べ、自白強要など違法取調べが国民からの厳しい批判を受け、民主党政権下において諸外国では進んでいる取調べの録音・録画による可視化の検討がはじめられました。
■ところがその後の政権交代を経て今回提出された法案では、肝心の取調べの可視化は全体の数%に限定し義務化とされた一方で、通信傍受(盗聴)の対象拡大や他人の罪を密告することで自分の罪を軽くできる司法取引の新設などが含まれるなど大変問題が多い法案だと判断しています。専門外ではあるけれど自分なりに徹底した議論を進めて行かねばなりません。
■憲法が保障する通信の自由やプライバシー保護を除外する法律として1999年の立法当時から厳しい議論あった通信傍受法の運用拡大の問題から質問を始めました。