平成29年度一般会計補正予算、平成29年度特別会計補正予算
〇本日は、「準強姦」の被害者であり『Black Box』の著者でもある伊藤詩織さんが勇気を出して、はじめて国会に傍聴に来られた。
〇今日パネルに用意した『総理』(表紙に安倍首相の写真あり)の著者は、伊藤詩織さんへの「準強姦罪」の「被疑者」であったが、逮捕直前になって中村格・警視庁刑事部長(当時)のストップがかかって逮捕状が執行されなかった。(パネルでは著者名は予算委員会理事会の協議により黒塗りとなっている)
〇この著者の方は、詐欺罪の容疑で逮捕された齋藤元章氏が経営する、スーパーコンピューターの「ペジー・コンピューティング」の顧問も務めている。
〇安倍首相はこの著者が「準強姦罪」の被疑者であったことを知っていたか?
〇答弁者登録を求めていない小此木八郎・国家公安委員長が、安倍総理への質問なのに答弁する。答弁妨害ではないか!
〇『総理』という本は、この著者の不起訴処分が決まる直前に出版された。出版界の常識からすれば、起訴されて容疑者となったら本が売れなくなる。安倍首相は、あらかじめ不起訴となることが分かっていたのではないか?
〇この著者はペジーコンピューティングから顧問料200万円と、ホテルに借りた事務所家賃毎月200万を受けている。顧問として、補助金・助成金の「営業」に回った際に、著書『総理』を示して「自分は安倍総理、麻生財務大臣と親しい」と決め台詞を述べていた。この本の中にはこの著者が安倍首相と山登りを一緒にしたりと親しかったと書いている。この著者から安倍総理に、ペジー・コンピューティングの顧問になったと報告があったのではないか?
〇この著者への「準強姦罪」の逮捕状の執行停止を指示した中村格・警察庁官房総括審議官に答弁を昨年12/1、12/5法務委員会でも求めたが、出席しなかったし本日も出席していない。予算委員会に呼んでいただきたい。
〇事件の捜査にあたった捜査員が国会に呼ばれて答弁した前例もある。ぜひこの「準強姦」容疑の捜査にあたった元捜査員も委員会に呼んでいただきたい。
〇性暴力の被害者を支援する「ワンストップ支援センター」の拡充と、医療だけでなく心理的支援、そして被害者が子どもだったときの特別な支援も含めた性暴力被害者支援を充実してほしい。